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必要資金の確保準備はできていますか??

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、飲食店業、旅館業を中心に急激に資金繰りが悪化しています。
特に飲食店、宿泊施設においては毎日現金収入があり、俗にいう「現金商売」であるため、今まで資金繰り対策をされてこられなかった経営者も多いことでしょう。
融資も開業当初の設備資金の借り入れ以来行ったことがなく、金融機関との付き合いが希薄な経営者も多く、今回のようなケースでどのように資金繰りをすれば良いかお困りの方も多いことと思います。
今回は融資を受けること以外での「緊急資金繰り対策」をご説明します。
まず、第1に支払いに優先順位を付けてください!優先順位の高い順に次のとおりです。

①従業員の給料>②仕入代金>③家賃・光熱費・保険料などの諸経費>④税金・社会保険料>⑤借入金の返済

①従業員給料
 給料の遅配や未払は従業員の不安を招き、士気を下げてしまいますので最優先です。
 
②仕入代金
取引の縮小や停止といった事態も想定されますので優先度が高いです。しかし、どうしても資金繰りに窮する場合は誠意をもって事前に支払猶予をお願いしてください。

③家賃・光熱費保険料等
 家賃等の毎月発生する経費は①、②よりも多少は後回しにできる支払です。家賃は大家さんに支払猶予をお願いし、光熱費・保険料などは各会社で支払期限の延期の特別措置を設けている場合があります。

④税金・社会保険料
収入が前年同期比で概ね20%以上減少した場合が対象になるようです。担保も不要で英単税も免除されます。
 
⑤借入金の返済
取引金融機関にご相談ください。返済が滞ると新たな融資が受けられなくなると心配しがちですが、事前に相談することにより返済方法は変更できます。

上記②~⑤については優先順位があるものの、事前に相談することによって猶予してもらえる可能性があります。
猶予であるため、当然いずれは支払わなければなりません。しかし、今回のような非常事態では体裁や先のことを考えている余裕もないはずですので、とにかく日々の必要資金を確保する準備をしてください。
 
ご自身ではできない場合には税理士等の専門家にアドバイスをもらいながら進めると良いです。