第二次補正予算の中の金融支援策のひとつに資本性劣後ローンの活用が盛り込まれております。

資本性劣後ローンとは「ローン」という名のとおり借金の一つの形態です。

もちろん貸借対照表上は「負債」に分類されますが、金融機関では「資本金」とみなして評価されます。

金融機関では債務超過の会社に対して融資することは難しいですが、資本性劣後ローンの場合には表面上は債務超過であっても資本金とみなしてくれるため債務超過でないと判断されることになります。

さらに、この資本性劣後ローンは期日一括返済型の融資であり、また融資期間も最大20年と長期であり、毎月の約定返済が無いためこの融資が受けられると資金繰りが大きく改善されます。

金利については、通常融資と異なり特殊です。

「資本性」という名のとおり、擬似資本金ですので、支払う利息も配当金に似た動きをします。

通常、利益が出るほど配当金額が増えるように、資本性劣後ローンの金利も会社の利益が大きいほど金利が上がります。

利率は従来の資本性ローンだと5%程度の利率になることもありますが、今回の場合、最大でも2%台ですのでかなり安い金利だと思います。

利益が出ない場合には1%を切る金利になることもあります。

まずは日本政策金融公庫や民間金融機関のゼロゼロ融資を受けることが定石ですが、次の展開として資本性劣後ローンの活用も検討してみてはいかがでしょうか?

ただし、資本性劣後ローンは貸し手においては非常にリスクがありますので、信頼できる会社でないとこの融資を受けることは難しいでしょう!信頼を得るために日頃からキチンと帳簿をつけ、タイムリーに業績把握を行い、自社の現況を金融機関にしっかりと説明できるようにしましょう!

当事務所では業績管理体制の構築支援を行なっています。慣れるまで負担感はありますが、厳しい時代を乗り越えていくためには重要なことです!

出来る限りのことを行い、厳しい時代を乗り越えて行きましょう!