福島会計事務所

試算表を経営に活かしましょう!

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試算表を経営に活かしましょう!

試算表を経営に活かしましょう!

2021/10/01

月次決算を行い、試算表を経営に活かしましょう!

中小企業経営に大きな影響を及ぼした新型コロナウイルス感染症の拡大。

私の関与先の多くも業種を問わず大きな影響を受けました。

予想だにしない突然の災害により急に資金繰りが悪化したため、日本政策金融公庫のコロナ特別貸付、民間金融機関のゼロゼロ融資を受けて何とかしのいだ企業も多かったです。

 

しかし、確かにコロナウイルス感染症の拡大によって売上高が減少しましたが、売上高減少の原因はそれだけでしょうか??

 コロナウイルス感染症のことが全面で出てしまっているために解りにくくなってしまっていますが、実はコロナウイルス感染症の拡大前から売上高は減少傾向だったということは無いでしょうか??

 仮にそうだとすると、売上高の減少原因はコロナウイルス感染症だけではないということになります。

 徐々に減少していた売上高がコロナの影響で減少幅が大きくなっている場合には、コロナが終息してもコロナ前の売上高には戻ならい可能性が高いです。

 

 もし、コロナ前から売上高の推移、売上高の構成要素等を常に把握している経営者であれば、コロナ終息後の売上高予測は希望的観測ではなく、根拠のある予測を行うことができます。

 そして、その予測を基に思い切った業態変更や新規事業展開へと舵を切ることも可能となります。

 

 感覚ではなく、根拠のある数字を基に経営をしてきた経営者は会社の動向が把握でき、将来の見込も立てやすくなります。

 またその見込と結果のズレも少なくなります。

 

 そのためには今こそ大切にしたいのが月次決算です。月次決算を行うことによって、毎月の売上高、仕入高、人件費、その他の経費と利益を正確に把握し、問題点があれば迅速に改善策を練っていきます。

 月次決算によって作成された試算表は自社の現状の成績を表すもので重要な書類です。ところが、単に試算表を眺めているだけでは自社の問題点がどこにあるか判らず、「試算表なんて見たって経営判断には全く何の役にも立たない!」と思っておられる経営者が多いです。

 その原因のひとつには作成した試算表の良し悪しを判断する「ものさし」が無いからです。

 試算表をより経営に有用な書類とするためには、自社の前年同月比較や、同業他社比較を行うことが重要です。比較を行うことによって自社の現状の原因分析が進みます。

 試算表の内容を勘定科目ごとの構成要素に「分けて」、それを自社の前年同月や同業他社の数字と「比べる」ことによって自社の現在地を把握できます。

 そして、その現在地からこの先どの方向へ進んで行くべきかを決定することが経営者の仕事です。

 そのための羅針盤である「月次試算表」をしっかりと作成していきましょう!

 

 当事務所はTKCの会員事務所ですので「BAST」と呼ばれる経営指標を活用することにより、自社と同規模・同地域の同業他社比較を行うことができます。

 今後、数字という客観的な根拠に基づいた経営を行っていこうとお考えの方は是非一度ご相談ください。

 

 

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